京橋丸徳@JR京橋駅前, 大阪市都島区
サンクチュアリどころの話ではない。酔っ払い解放区、酔っ払い天国……、どういう言葉を使ってもその破壊力を表現するには物足りない。なんせ朝8時から開いているというからその凄さがわかるだろう。確かに昔は24時間操業3交替勤務などという仕事も多く、夜勤明けに一杯ひっかけて家路につくというのおっちゃん、おばちゃんたちのために早朝から、あるいは24時間開いている店もあちこちにあるにはあったが……。
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京橋丸徳@JR京橋駅前, 大阪市都島区
サンクチュアリどころの話ではない。酔っ払い解放区、酔っ払い天国……、どういう言葉を使ってもその破壊力を表現するには物足りない。なんせ朝8時から開いているというからその凄さがわかるだろう。確かに昔は24時間操業3交替勤務などという仕事も多く、夜勤明けに一杯ひっかけて家路につくというのおっちゃん、おばちゃんたちのために早朝から、あるいは24時間開いている店もあちこちにあるにはあったが……。
“必ず寄る必須の店” の続きを読む魚八商店@京橋,大阪市都島区
大阪の夏は暑い。夏だから仕方がないなどという話ではない。繁華街に出てみればわかる。平日の日中にだ。京橋あたりがいいだろう。立ち飲み屋や立ち食いうどん屋は間口を開け放しで、客は汗をかきかき酒を飲み、うどんをすする。迷路のような路地にまで酔客が行き来し、一人ひとりが相当な代謝熱を放っている。人間ヒートアイランド現象だな。そんな暑さの最中、我々は昼飯、いや昼酒の店を探して彷徨った。馴染みの店が満席だったのだ。一際目立つ看板があった。大きさもさることながら『24時間営業』という文字が目についたのだ。コンビニでもあるまいし、営業時間で勝負か。しかも店内は空いている。たいしたことなさそうだな……。
“夏には夏の、秋には秋の……” の続きを読む居酒屋吉次郎@東千石町, 鹿児島市
喫茶店とかカフェみたいな造りだけど自らを「居酒屋」だと認めている。入り口両側の棚にはCD、レコードがびっしり。アップライトのピアノと感じのいい音楽が迎えてくれる。JAZZがほとんどだけど月1くらいでライブもやっている。店全体の雰囲気としてはウッディでナチュラルな感じ。だけど自然派(この場合人にナチュラルを押し付けるような嫌な感じを含んだ)などという感じでもない。鹿児島ではいまどき珍しいカルチャーを感じる店だ。
“みんな自分の時間を楽しんでいる” の続きを読む満マル 京都西院店@西院, 京都市右京区
今回は地元中の地元。私が育った地域にある店を紹介したい。
店の何にひかれるか。まあ、人それぞれだろうけど……。たとえば料理の味や取り揃えられたお酒の種類、今なら値段がリーズナブルなどということが外せない要素になるのだろうか。居心地のいい接客を上げる人もいるだろう。
いきいき亭近江町店@近江町市場, 金沢市上近江町
近頃金沢にはまっている。ひょっとすると生まれ育った京都より好きなまちかもしれない。京都は大きくなりすぎた。まちの規模は変わらない。が、毎年5000万人以上が観光で訪れる大きなまちになった。長年暮らしてきた京都人にとっては年々「車両感覚」とでも呼ぶべきまちの感覚を失いつつある。自分のまちではなくなりつつあると言ってもいいかもしれない。
“陀羅んね〜か〜 やっぞ!” の続きを読む魚屋に毛の生えたようなお店 京都つりや@三条食彩ろおじ, 京都市中京区
三条堺町のイノダコーヒー本店。その向かいに「三条食彩ろおじ」はある。京都人は路地を「ろおじ」と発音する。小さな路地で、すべてが飲食店だ。一つひとつの店は小さい。「魚屋に毛の生えたようなお店京都つりや」は奥から3軒目だ。間口は1間半ほど奥行きは2間あるかどうか。2階もあるが、上がってはいないのでどのくらいの広さがありどういう構造になっているかはわからない。1階はカウンターだけで6席のみ。店名はやたら長いのに店は小体、小さい、可愛い……。そんな形容がぴったりなのだ。
“魚屋に毛の生えたような!?” の続きを読む池田バー@天文館, 鹿児島市山之口町
およそバーというものは……、と考えてみる。私の中にひとつの言葉が浮かぶ。「普遍」だ。時代が変わり、場所が変わり、人が変わっても、そこに流れる時間は変わらない。そこには人生を豊かにするための酒があり、出会いがあり、会話がある。そしていくつもの物語が生まれて消えて、また生まれる。物語の主人公は他の誰でもない。まぎれもなく「私」なのだ。あなたもそのひとり、私もそのひとり。バーはその物語の舞台なのだ。
“Candy is dandy but liquor is quicker” の続きを読む酒房まつい 京橋本店@京橋駅前,大阪市城東区
JA大阪環状線京橋駅北口を東に出ると目の前が立ち呑みまついだ。駅構内かと錯覚をしてしまう。電飾看板に惹かれてか店全体が黄色に染まる。看板には1階が立ち呑みまつい、2階が松井とある。まとめて酒房まつい 京橋本店ということだ。
元気だ。ひと言で言うならそれに尽きる。店員も客も元気なのだ。いや、このまちすべてが元気なのかもしれない。ひとりで黙々と飲む客。楽しく会話しながら飲む女子ふたり。わいわいとにぎやかな数人のグループ。そしてカウンターの中で忙しく立ち働く若い店員たち。醸しだされる一体感は昨日や今日できたものではない。聞けば昭和27年創業というから60年以上の歴史を刻んできたことになる。なるほどと頷く。
居酒屋とよ@京橋, 大阪市城東区
環状線京橋駅から薄暗いガードを潜り、歩いて2分ほど。墓地を見下ろす道路の上にその店、京橋居酒屋とよはある。いわゆる店舗ではない。屋台でもない。厨房こそしっかりとした屋根と日除けのテントに守られているが、客が飲み食いをする場所は頼りなげな波板屋根に覆われているだけだ。露店といってもいいだろう。もちろん椅子などはない。そんな店に長蛇の列ができるのだと聞いて、面白半分で出かけた。まぐろの刺身やホホ肉のあぶり、うに、いくらなどがとびきり美味いそうだ。「最強の居酒屋」だと呼び声も。
“最高の笑顔、最強の居酒屋” の続きを読む