【京都駅八条口南】ディープサウスの「元祖ちぢみの王様」へ!韓国料理の聖地で疾風怒濤の爆食体験

元祖ちぢみの王様@JR・近鉄京都駅前, 京都市南区

僕はそのあたりを「京都のディープサウス」と呼んでいる。京都駅八条口の南だ。僕が生まれ育ったまちでもある。
今回はそのディープな京都のディープな店を紹介する。その名も「元祖ちぢみの王様」。実にベタな名前じゃないか。名前を聞いただけで韓国料理メインであることがわかる。しかもちぢみには絶対的な自信を持っていることもうかがい知れる。場所はJR・近鉄京都駅から歩いて10分とかからない。東寺慶賀門からまっすぐ東に伸びた東寺道コミュニティ道路という少々おしゃれな通りに面している。

外観だけでなく店内もおしゃれにリニューアル

昔は細い路地が入り組んで混沌としたまちがひろがっていたが、今ではホテルや飲食店が立ち並びインバウンドが行き交うまちになっている。言ってみれば韓国料理の際激戦地区でもある。開店は2005年。旧い店はコテコテの韓国料理店という雰囲気だったが、2023年にリニューアルし、おしゃれな通りに溶け込む店構えになり、地元の人はもちろんインバウンドや旅行者にも評判の店になっている。
「本場さながらの韓国料理が売りの店」案内してくれた同行者が自慢げに言う。「店名になっているだけあって、ちぢみは外はカリッ中はモチモチの絶品。『サムギョプサル』とあわせて絶対に味わって欲しい」と。

席についてすぐにビールとチャンジャ、青唐辛子の醤油漬けを頼んだ

食べたいものを一気に注文してテーブルの上を埋めていく。何を注文しても出てくるまでにそんなに時間はかからない。食事も酒もスムーズに進んでいく。その夜我々が注文したのは青唐辛子の醤油漬け(300円)チャンジャ(500円)もやしナムル(300円)オモニのチョレギサラダ(600円)牛すじちぢみ(1200円)サムギョプサル(サンチュ付き2500円)シマチョウ(1200円)牛タン(1800円)それに〆の石焼ビビンバ(900円)と爆食の域に。青唐辛子は、その刺激で「さあこれから食べるぞ」と身体全体に知らせようという魂胆だったが、それほど辛くはなかった。

チャミスル。最近はいろんな味のトクトクが人気だそうだ。写真手前はすもも味

さらに酒はと言うと瓶ビール(650円)にはじまり生マッコリ(甕1400円)チャミスル(800円)すももチャミスル(800円)最後に韓国ビール(値段は失念した)と飲みまくった。
改めて韓国料理について学んだ。これは静かに食べてはいけないと。ワイワイガヤガヤ賑やかに食べるに限ると。気がつくと店内はほぼ満席になり、それはそれは賑やかになっていた。その喧騒に身を委ねて腹を満たし酔いを深めていくことは実に楽しい。
テーブルを埋めた皿が1枚1枚減っていき、酒のボトルが1本1本増えていく。疾風怒濤だな。2.5時間、2時間の飲み放題がつくコースもある。胃袋と肝臓に自信のある人にすすめたい店だ。
さて、皆さんの「ディープな京都」はどこだろう?

ちぢみは想像していたよりも分厚かった

分厚いサムギョプサル、シマチョウ、牛タン

〆の石焼ビビンバ

ピンク色の生マッコリ。ピーチの味が

韓国ビール。すっきりして飲みやすかった

元祖ちぢみの王様
京都市南区東九条中殿田町11-3
Tel.075-672‐6888
営業時間、定休日、価格、予約については直接お問い合わせください

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です